創作器官

あしたの自分のために書く備忘録

片付けが苦手だから全部捨てることにした

子供の頃から片付けは苦手

私は片付けが苦手だ。油断すると机の上や床に本や服が積みあがっていく。
子供の頃から治そうと努力してきたつもりだが、なかなか完全に治すのは難しい。
社会人になると体裁を気にして、他人から見える部分は何とか取り繕っているものの、時々メッキがはがれてしまう。
机の上は片付いていても、引き出しを開けると文房具や名刺が乱雑に収納されているといった状態だ。

片付けを始めようとしても、どこから始めればいいのかが分からない。
いわゆる断捨離本を読んだりしても、うまくいかない。
空き時間に部屋の片づけを終わらすことができず、買ったものと捨てるもののバランスが崩れていくのである。 (根本的にものを買う、捨てるということに関する価値観に共感できないのもあるが。)

他人からどう見えるかを知るにはスマホで撮影する

自分は部屋にモノがある状態を正確に把握的できていないのではないか、ということを感じることがあった。 片づけを始める前に自分の部屋の写真をスマホで撮ってみたところ、自分の目で見て認識している景色と違って感じることに気づいたのである。

他人から見ると散乱している状態でも、本人はどこに何があるかを大体把握している。
これは机が散らかりがちな人の"あるある"かもしれない。
この「他人から見ると散乱している状態」を体験するのに、スマホで撮影してみるというのが使えるかもしれない。
普段、3次元的にとらえている空間が、写真にすることで平面的にとらえられるので、そう見えるのかもしれない(実際のところはよくわからない)。

一度全部捨ててしまおう

結婚して子供が生まれると、ベビーグッズ、おもちゃ、絵本などが増えていき、子供が小学校に上がった今でも、収納場所が不足するのは我が家の慢性的な問題である。
片付けが苦手なのが遺伝するのか、あるいは悪い習慣が後天的に身についてしまったのかは分からないが、子供もかなり片付けが苦手。
几帳面な人のように100点満点の整理整頓ができなくてもよい。
それでも、ある程度自分で制御できるように手伝ってあげないとまずそうだ。

片付けが捗る一番の方法は、何も考えず捨ててしまうことだろう。
劇薬ではあるが、「すべてきれいさっぱり捨ててしまう」ことに勝る解決方法はなさそうだ。

このエントリを書きながら、どんな方法が良いのだろうと逡巡したが、やはり捨てるのがよいという結論に達した。
ついさっきまで、家の中にあるものをリストアップして多いものから捨てるとか、優先順位を決めるとか、何年使わなかったら捨てるとか、色々とルールを考えていた。 数十年できなかった人が、そんなルールを設けたところでできるようにはならないだろう。

今までうじうじ悩んでいた問題が、キレイさっぱいとなくなり、「意外とこまらないな」ということになれば、一種のカタルシスを得られて、捨てることが習慣化できるかもしれない。
捨てることで得られるメリットが、蓄えるによるデメリットを上回るということ、身をもって体感したほうが良いのだろう。

2020年の最後は捨てて捨てて捨てまくることに決めた。